姿勢が悪いと、身体のどこかに
歪んだ力がかかっています。

負担が集中する場所が、
例えば、腰、肩、膝などなら
そこがウィークポイントとなり
トラブルが出てくるのです。

これらの物理的負担の改善・予防は、
筋トレやストレッチ、シップやコル
セットでは直接的な問題解決に
つながりません。
（※症状緩和には役立ちます）

まずは、負担のかからない
身体を作ること＝良い姿勢バランス
を手に入れることです。

重力のある地球上では、ただ単に立って
いるだけでエネルギーを必要とします。

良い姿勢は、そんな重力負担を効率よく
上手く受ける仕組みがあります。

言い換えると最小限の省エネ状態を可能
にするシステムとも言えます。

だから良い姿勢は疲れにくいのです。

【内臓系にも】

例えば、猫背では、自分の上半身が
自分のお腹にかぶさって内臓も圧迫
を受けているようなもの。

息がしんどい、消化しにくい
便秘になる、血圧が上がる

などの内臓機能の低下で、
疲れやすくなります。

【精神にも】

心理的なストレスやマイナスの気持ちは、
人を疲れさせます。

マイナスの気持ちは、姿勢も前かがみ
になって行きます。

例えば、猫背をしていも問題ないと
思っておられる方は多いです。
しかし、気持ちも下向きになり、
疲れてストレスが増え、その悪循環
で、さらに疲れやすくなってゆきます。

【自律神経にも】

姿勢が悪いと自律神経機能も低下します。
原因不明の「だるい」「重い」「しんどい」
「眠れない」などで慢性疲労につながります。

良い姿勢はこれらの疲れやすさ
を助けてくれる大きなカギです。

心と身体は『表裏一体』です。

例えば、気持ちが落ち込んでいる時、
ご自身がどんな姿をしているか？
ちょっと想像してみてください。

何となく下を向き、
肩が落としているのでは
ないでしょうか？

それは自然です。

心の状態が外側に表れているからです。
心と身体がつながっている証です。

この下を向いて肩を落とす姿勢を長く
続けていると、さらに気持ちが落ち込む、
負のスパイラルに向かいます。

よくあるのが、単に身体的な理由
だけで姿勢が悪くなっていて、
長く続いて習慣になってしまい、
ベースの姿勢が「落ち込み姿勢」
になってしまうと、ことがあります。

だから、あまり心身に悪影響が出て
いない時点で、姿勢が良くなるため
のスタートをしていただき、心も身
体も爽やかになっていただきたいと
感じています。

私たちの60兆個の細胞一つ一つは、
常に活動し、そして循環しています。

血液やリンパ、脳脊髄液、
空気（呼吸）、神経（電流）など。

その流れは

だから、良い流れが大切です！

姿勢が悪さが循環力に影響する３つの理由

これらを防ぐのは、良い姿勢を取り戻すこと！

良い姿勢は細胞への循環を向上させる

良い姿勢は、身体機能を最大限に
発揮できます。

身体内の循環が良くなると、６０兆個
の細胞の一つ一つまで血液が行き渡り、
酸素と栄養、ホルモンや免疫などが
適切に供給されます。

そして、身体内外の良い循環を得る
ことで、生命活動は若々しく活性化し
健康につながります。

良い姿勢は、運動機能を高める

近年、多くのアスリートが、
体幹安定性（良い姿勢）を向上の
トレーニングを取り入れることで、
高パフォーマンスを手に入れました。

それは、体幹安定＝姿勢が良い
こと自体が身体機能や能力向上と
直結しているからです。

アスリートには特に重要

筋力とバランス（姿勢を保つ）は
車の両輪。どちらが欠けても、自分
の能力を最大限に活かし切ることは
できません。

悪い姿勢＝身体の軸がズレた歪んだ
身体の状態で筋肉をつけると、歪ん
だ身体にマッチングした、アンバラ
ンスな筋肉がつきます。

この状態が長く続くと、良い姿勢に戻
りにくくなり、違和感を感じる様にな
って行きます。

さらに、運動時、偏った変な動きに
なったり、変なクセが付いたような
身体の使い方やフォームになったり
など、成績が伸びない原因となります。

さらに、ケガの元となったり、
ケガからの復帰がおくれたり、
繰り返しケガをし易い身体に
陥ることもあり、注意が必要です。

筋力増強により身体バランスを
取れる体作りは非常に大切です。

同時に筋力に頼らず、
バランス機能向上で
ニュートラルポジションの姿勢
を向上させる『姿勢療法』も
心身の健康を向上させるため
オススメです。

高齢者にも大きなメリット

中高年になると、歩行や階段の
上り下りなどがしにくい、フラツキ
や転倒などが起ってきます。

（→良い姿勢で転倒を防ぐをご参照）

高齢者で今問題となっている、
ロコモ、フレイル、サルコペニア
などは、筋力低下が一番の問題と
されています。

しかし、筋力だけでなくバランスも、
車の両輪と同じように、両者とも重要。

日常生活を、送る上でこの２つの機能
を、それこそ両者をバランスよく維持
することが、介護を受けなくても過ご
せる日を多くする＝介護予防力を向上
させる一つの要因です。

良い姿勢を保ち続けることが高齢に
なっても、ＱＯＬ（生活の質）高めた
状態で生きて行く「コツ」の一つです。

姿勢療法をしている私たちは、多くの
中高年の方とも関わってきております
ので、この部分については、特に強く
主張したいと感じていおります。

人は、寝ていて息をしているだけ
で、この世に存在しているだけで
カロリーを消費しています。

このカロリー消費のことを、
基礎代謝と呼ばれています。

この基礎代謝は姿勢と関係
しています。

良い姿勢では、身体の筋肉は、
柔らかく、伸縮性に富むなど
筋肉環境がとても良好のため
最も活性化され基礎代謝も上
がるのです。

ちょっと想像してみてください。

猫背の人の方が、巻き肩で背中が丸く
背中や首の筋肉が張って疲れていて
その機能を発揮できていないので、
循環や代謝が悪くなって、肩や首の
こり、冷え性などが起こっている人
が多いと感じませんか？

基礎代謝も上がるので痩せやすく
太りにくい身体になってゆきます。

以上、代表的なものを７つお話
させていただきました。

しかし、メリットはこれだけでは
ありません。

姿勢を良くすることは、直接的
あるいは間接的にさらにたくさん
のメリットがあります。

だから是非、姿勢を良くすることを
今日から始めて頂きたいと切に思って
おります。

どう姿勢を良くすればいいのか？

そういったご相談に、
当院がお答えし
様々なアドバイスを
行っております。

よい姿勢を３ヶ月で会得でき、
一生保つことが出来る基礎を作る
姿勢改善プログラムもありますので
是非、お受け頂けたらと思います。