カイロプラクティック・姿勢療法

KCSセンターたかの施術院

〒606-8103 京都市左京区高野西開町48-2
【イズミヤ高野店、洛北スクエアより徒歩1分】

0120-70-6614

(※フリーコール圏外からは075-706-6614

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10:00〜19:00
休業日
火曜・金曜・日曜

若い人におこる変化

ぱっと見て若い方が健康そう!
だから、大丈夫!?

 

確かに、若い方が悪化要因は少ない。

身体機能が高く、筋力もあり、
回復も早く、活動量も多い・・・など
悪くなりにくい要素がてんこ盛り。

だから、特に身体に気を使わなくても
大丈夫!と、思い勝ち。

実際、若い時は、
そう思っている人が多い。


では、本当にそうでしょうか?
というお話を致します。

 

※お話の前提条件として
先天性の問題、加齢変化、事故やケガ
などを除いた、普通の生活における
身体変化
について、文献をもとに
お話を致します。

「身体を使わないこと」の害悪

あ~疲れた、という現代人が増加!

 

現代は、パソコン・スマホ・AI社会。

脳と眼と手はフル回転。一方で、
ほとんど身体は動かさない不自然さ。
 

動かして使っている部分は疲れます。

一方で、使っていなところ
(身体の大部分)も
これはこれで、疲れます。
 

だからといって、日ごろから習慣的に
運動するのは難しいというのが現実
ではないでしょうか。

 

こういった「身体をあまり使わない
不活化」は実は、若くても、心身の
変化につながります。

 

若いと大丈夫と思っている方は特に
ご覧ください。

背景:ヒトの「使わない」適応

普通に仕事してるだけなのに
なぜか肩がこる。ナゼ?
もしかして、使わない所が?

 

  1. 筋力低下
  2. 筋肉が伸びにくくなる
  3. 関節の滑りが悪くなる

 

これらが合わさって、身体機能低下で
疲れやすく、症状が出やすい身体に変化
してゆきます。

 

その理由は?

1 使わないと柔軟性は失われる

若年者は 再生能力が高い
という印象があります。

使わないと可塑性(柔軟性)
は急速に失われる
という
特徴があります。

 

2 負荷依存性(use-dependent)

骨・筋・関節包・神経・
滑膜・腱など、すべての組織が
負荷依存性で構造を維持しています。

分かりやすく言えば、重力や身体を動かした
ときの負荷が身体を強く元気にしてくれる

のです。

 

すなわち、若くとも、
身体は使うことで柔軟性が高まり
物理的な負荷があることで、はじ
めて身体組織はその構造を維持でき
健康でいられる!

「使わないことが不利益」の【文献的根拠】①

・片脚を動かさないように固定
・筋力トレーニング(抵抗運動)

 

1️⃣ Michel et al., 2025 (J Appl Physiol)

Effects of leg immobilization and recovery resistance training on skeletal muscle‑molecular markers in previously resistance‑trained versus untrained adults

「下肢固定と回復期抵抗トレーニングが、以前に抵抗トレーニングを受けた成人と受けていない成人の骨格筋分子マーカーに及ぼす影響」

 

 

  • 対象:18〜30歳の健康若年成人

  • 方法:片脚不動化(14日間)→ 回復期レジスタンストレーニング

  • 結果

    • 筋CSA(断面積)顕著な低下(平均5〜10%)

    • 不動側の膝関節ROMも有意に減少

    • 外傷や疾患なしにも関わらず、
      たった2週間「使わないこと」だけで
      筋力と可動域が低下

  • 結論:健常若年者でも不動のみで急速な萎縮と   ​可動域制限が発生することを明示。

 

若くとも、身体を使わないと
筋力低下と関節可動域は低下する。

 

 

「使わないことが不利益」の【文献的根拠】②

・片脚を動かさないように固定
・筋力トレーニング(抵抗運動)

 

2️⃣ Dirks et al., 2014 (J Clin Endocrinol Metab)

Skeletal muscle disuse atrophy is not accompanied by changes in skeletal muscle satellite cell content

骨格筋の廃用性萎縮は骨格筋サテライト細胞含量の変化を伴わない

 

 

  •  

    • 対象:若年男性(平均23歳)

    • 方法:片脚全荷重制限(14日間)、松葉杖のみ使用

    • 結果

      • 大腿四頭筋サイズ7%減少

      • 筋力9%低下

      • ROM(屈曲・伸展範囲)にも軽度制限(神経支配変化含む)

      • 筋肉の減少
        • I型(遅筋)およびII型筋線維(速筋)は減少したが、
          サテライト細胞(筋幹細胞)は減少しなかった。

        • サテライト細胞は、**筋肉の幹細胞(予備細胞)**で、
          筋線維の外側に存在。普段は休眠しているが、
          損傷や強い負荷がかかると活性化して新しい筋繊維を作る
          (修復・肥大の源)。
    • 結論

      • 疾患なしでも 荷重制限だけで筋力・可動域ともに短期間で低下

     

 

若くとも、身体を使わないと
筋力低下と関節可動域は低下する。

しかし、サテライト細胞は減少せず
トレーニングにて筋力回復可能。

 

 

 

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